東大ものラボJAPAN

記事一覧(20)

2016 ものラボワークショップ in 高山 第5回(天沼)

こんにちは。この度初めて記事を書かせていただきます、ものラボスタッフの天沼です。先日、春一番が吹きましたね。暖かくなってくれるのはありがたいですが、春の嵐は困りもの。あまりの風圧に危うく飛ばされかけましたので、みなさまも風の日はお気をつけて…。さて、前回に引き続き、高山ワークショップについてご報告いたします。私がスタッフとして参加したのは、ピタゴラ装置づくりの最初と最後である第3回と第5回。どちらも1班を担当しました。第3回は波乱の滑り出しで、子どもたちは自分のパーツを思うようにつくれないなか、アイデアカードを描いたり、設計図をつくったりと大忙しな回となりました。第4回もパーツ制作に苦戦していた様子。というのも、第5回の朝の段階で完成しているパーツがない…!?というピンチな状態だったのです。しかし、泣いても笑っても最終日。班のみんなには設計図と装置を確認しながら、どこを直し、何を足さなければならないかを意識して効率よく作業をすすめてもらうことに。(進捗状況が芳しくなくて焦っているのは私だけなのか、子どもたちは至ってマイペース)前後のパーツをうまくつなげられるように子どもたち同士で協力して作業をする様子なども見られ、第3回よりも班内のコミュニケーションは増えたようです。調子が上がってきたのか、危機感を感じたのか、後半の追い上げと集中力が素晴らしい。見事にパーツを完成させ、全体を繋ぎ終えました。そしていよいよ発表会。他の班の子たちや保護者の方々も装置を囲んで発表を見守ります。発表は3回。1回目は緊張している様子でワークシートを見つめて話している子が多かったですが、2回目、3回目は雰囲気にも慣れ、前を向いてはっきり話せていました。1班の装置は2回目で大成功。最初から最後まで手を出さずにボールが流れていきました。3回中1回だけですが、されど1回。大きな成果です。

2016 ものラボワークショップ in 高山 第5回(福森)

こんにちは!ものラボスタッフの福森です。このブログもしばらく更新しないうちに2月となってしまいました(申し訳ございません)…。今更ながら、皆さま今年度もよろしくお願い申し上げます(笑)。さて、昨年12月3日に、2016年度最終回となる第5回の高山ワークショップが開催されました。大変遅くなってしまいましたが、これから複数回の更新にわたって、各スタッフより、第5回およびワークショップ全体のご報告をいたします。第5回はついにピタゴラ装置の完成ということで、子どもたちのみならず学生スタッフにも熱が入る回となりました。会場へ向かうタクシーの中で、運転手さんに「今朝は濃く霧が出ているから、今日はとても良い天気になる」ということを伺いましたが、本当に雲ひとつない快晴となりました!ピタゴラ装置がついに完成するこの日を、高山のお天道さまも祝福してくれたのかもしれません。私がスタッフとして参加するのは、11月5日の第3回ワークショップ以来です。第3回はピタゴラ装置づくりの初回に当たる回でしたが、スタッフとしての力不足もあって、目標としていたところまで到達することができませんでした。第3回の段階では、率直なところ、「完成に至ることができるだろうか」という大きな不安がありました。ところが、今回ピタゴラ装置の進み具合を見てみると…

2016 ものラボワークショップ in 高山 第3回

こんにちは!ものラボスタッフの松尾です。秋も深まり,いよいよ冬へと季節は変わろうとしています。高山での「2016 ものラボワークショップ」も11月5日に,第三回目を迎えることができました!第三回目のワークショップからは,いよいよメイン活動である,班ごとのピタゴラ装置の製作へと入っていきます。今回のブログでは,第三回目の「ようこそ!ピタゴラの世界へ」の様子をご紹介いたします。*****************************************ピタゴラ装置といえば,みなさんどういったものを思い浮かべますでしょうか?某番組の興味深い動きをする装置を思い浮かべる方が多いと思います。ではピタゴラ装置とは端的にどういったもののことを言うのでしょうか?これに答えるのは案外難しいものです。私もスタッフとしてワークショップに参加する前は,意識したことがありませんでした。ですが,この問いの答えは意外と簡単です。スタートに受けた力をつなぐことによって,ゴールを目指す装置である。手を触れなくても,様々な力をつないでいくことによってスタートからゴールまでたどり着く装置がピタゴラ装置です。このことを子どもたちにも知ってもらうために,ワークショップの冒頭で説明を行いました。ピタゴラ装置は,様々な力でボールをゴールまで運んでいます。私たちが中学校で習った4つのエネルギー(位置エネルギー,運動エネルギー,弾性エネルギー,磁性エネルギー)を主に使っているのですが,小学校ではまだこれらの単元内容に触れられていないため,「〇〇の力」と言う形で紹介をしました。ここで重要なのは,スタートからゴールまでの流れを作り上げるピタゴラ装置が,様々なパーツ装置をつなぎ合わせることで成り立っているということです。ものラボワークショップでは,個々人が作り上げたパーツをどうつなげていくか,「つなぎ」の意識をいかに持ってもらえるかを大切にしています。班の仲間との話し合いを通して,自分の作ったパーツが班全体の他の子のパーツとのつながりでどう位置付けられていくのか。この部分をどうすれば上手く子どもたちに伝えられるかが,今回の最大の課題でした。スタッフが作った見本のピタゴラ装置,パーツ装置を見たり,説明の動画を見ながら,これから自分が何を作り上げていこうかのイメージを膨らませていき,導入が終わったところで自分の班の作業机に戻って,いよいよパーツ作りです!わーっと材料の机に群がる子どもたち。自分の頭の中の考えを現実の形にすることは難しいですが,必死に両者の溝を埋めるように子どもたちは作業を始めていました。子どもたちの集中力には,大人の私たちも毎年驚かされます。適度な休憩をとりながら,約2時間のパーツ製作を終え,次のステップへと向かいます。今回の高山ワークショップ初の試みである,ピタゴラ装置の設計図作りです。過去の高山ワークショップでは,班で一つの装置を作り上げる時に話し合いはしたものの,それを可視化する作業は行なっていませんでした。しかし今回は,夏に行った岐阜ワークショップの経験を踏まえ,子どもたちに早い段階から装置全体を意識してもらう方が「つなぎ」の存在をより意識しやすいであろう,という考えに至り,第3回目の後半にピタゴラ装置の設計図作りを企画しました。設計図をみんなで作ることによって,先の見通しをつけ,これから作ろうとする装置の全体像を考えよう!という趣旨でしたが,パーツ製作の時間があまり不十分ではなかったことから,まだパーツができていない,できたとしても不十分ではなかったために,設計図をなぜ考える必要があるのか,これがどうして必要なのかという肝の部分を,こちら側で十分に提供できなかったことが悔やまれます><その後出来上がった設計図を元に,班同士でペアを組んでミニ発表会を行いました。発表班に対する応援コメントをくれる子どももいて,その応援がまた力になっているようでした。単に何かを作り上げるのではなく,仲間と協力して一つのものを作り上げる。ピタゴラ装置という手段を通して,子どもたちが少しでも「”みんなで”って楽しいな」,「一人でできないこともみんなとならできそうだ」という思いを持ってもらえれば,一スタッフとしてとても嬉しく思います。これから残り2回の間に,子どもたちの装置は大きく進化し,最終回には保護者やスタッフを驚かせるものになります。私の次の参加は最終回ですので,各班の装置がどのような進化を遂げているのか,とても楽しみにしています^^これからますます寒くなる一方ですが,子どもたちの元気さに負けないよう,スタッフも気合を入れていこうと思います!松尾

2016 ものラボワークショップ in 高山 第2回

こんにちは!ものラボスタッフの福森です。少しずつ秋も深まって、肌寒い朝が増えてきました。布団から出るのは日に日に億劫になっていきますが、美しい景色とおいしい食べ物が私たちを楽しませてくれる季節でもあります。高山へ向かうバスの中から上高地の紅葉の絶景を味わい、休憩場所の平湯温泉で飛騨牛コロッケに舌鼓を打つのが私のひそかな楽しみです…!いや、全然ひそかじゃなくて堂々とした楽しみですね、はい(笑)。というわけで、先週末10月22日に、第2回の高山ワークショップが開催されました!今回はアイスブレイクの「ウソ?ほんと?ゲーム」に、ホバーディスクの作成、工場見学、3D CADの体験と、非常に盛りだくさんの内容でした。最初に行った「ウソ?ほんと?ゲーム」は、ゲーム形式で自己紹介をして、班のお友達のことを互いに知りあおうというものです。子どもたちにはあらかじめワークシートを配布して、4つの空白に、1つだけウソの内容が含まれるようにして1文ずつ自己紹介を書いてきてもらいました。そして、ひとりずつ順番に名前と4つの自己紹介文を発表してもらい、班の他のメンバーが、どれがウソの内容かを考えます。どういった4文を書いてくるかにも子どもたちの個性が出ていて、どれも本当っぽくて難しいという子もいれば、逆にどれもウソっぽくて難しいという子もいました。中には、1つだけ明らかにウソとわかるとんでもない内容を書いている子もいましたが、「そんなの絶対うそじゃーん!!」と、これはこれで盛り上がっていました(笑)。第1回は個人作業が中心でなかなか話ができなかった班のメンバーとも、このアイスブレイクを通じて仲良くなってもらえたのではないかと思います。そのあとは、奇数班(1班・3班)と偶数班(2班・4班)とに分かれて、ホバーディスク作成&工場見学と、3D CADの体験とを行いました。80分を1コマとし、終わったら奇数班・偶数班を入れ替えました。ホバーディスク作成では、風船とCDを使ってホバリングをするおもちゃ(ホバーディスク)を作りました。子どもたちには、完成品とその挙動を見せて、どのように作れば浮いて動くか考えながら制作してもらいました。特に細かい説明はしなかったので、うまく制作できるか不安でしたが、どの子どもたちも、すぐに必要な材料、素材を考え出し、作業に取り掛かっていました。子どもたちの発想力には驚かされるばかりで、特にどうすれば風船が割れなくなるかについて凝らした工夫は大人顔負けのものでした。これから先に取り掛かるピタゴラ装置もすごいものができるのではないかと期待してしまいます!

2016 ものラボワークショップ in 高山 第1回

こんにちは!ものラボスタッフの松尾です。最後のブログ更新が夏で止まっておりましたが,気づいてみると季節はいよいよ秋ですね^^ 読書の秋,芸術の秋,スポーツの秋,そして食欲の秋…みなさんそれぞれの秋をお楽しみのことと思います。さてものラボで活動していると,秋といえば,毎年恒例,岐阜県高山市でのワークショップの存在を欠かすことはできません。10月から隔週5回で12月の頭まで開催されるワークショップでは,高山市内の小学校から集まった児童24名が,4つのグループに分かれて様々なプログラムを体験します。本ワークショップでは,何かを手作業で作り上げる「ものづくり」というキーワードを重要視しておりますが,そこでは単なる完成物を作り上げることが目的とされている訳ではありません。自分一人で何かを作りあげるのではなく,グループの仲間達,東大ものラボスタッフ,そして高山市工業高校の高校生や大人の方々と,何かを作り上げることによって,ものづくりを通して関係性をつくっていく過程というものを,私たちは大切にしたいと思っています思っています。そんな思いが込められたワークショップが,いよいよ今年も始まりました!今回のブログでは,第一回目講座「オリジナルうで時計をつくろう!」の様子をお伝えしたいと思います。講座に先立って行われた開講式。緊張した面持ちで集まった子どもたちと一緒に,これから始まるワークショップの流れとスタッフの紹介が行われました。